鎌倉の夏を代表するイベントといえば、やはり「鎌倉花火大会」です。海と山に囲まれた鎌倉ならではの景色の中で打ち上がる花火は、他の花火大会とはひと味違う趣があります。
2026年の鎌倉花火大会は、2026年7月10日(金)に開催予定です。時間は19時20分から20時10分まで、会場は鎌倉海岸の由比ヶ浜海岸・材木座海岸です。打ち上げ数は約2,500発を予定しており、来場者数は前回2024年実績で約16万人と発表されています。主催は鎌倉花火大会実行委員会および公益社団法人鎌倉市観光協会です。
開催日時:2026年7月10日(金)19時20分から20時10分まで
場所:鎌倉海岸の由比ヶ浜海岸・材木座海岸
鎌倉花火大会は、1948年(昭和23年)に始まった歴史ある花火大会です。2026年大会で第78回を数える、鎌倉の夏の風物詩として長く親しまれてきたイベントです。
昨年は、波の影響で中止になってしまいましたが、是非、今年は開催できるように願っています。

鎌倉花火大会の魅力は「海」と「まち」が一体になること
鎌倉花火大会の魅力は、単に花火の数が多いことではありません。由比ヶ浜・材木座という鎌倉を代表する海岸を舞台に、海の上に花火が開き、その後ろには鎌倉のまちの灯りが広がります。
昼間は長谷寺や鎌倉大仏、鶴岡八幡宮、小町通りなどを散策し、夕方から海辺へ向かう。そんな「鎌倉観光の一日の締めくくり」として楽しめるのが、鎌倉花火大会の大きな魅力です。
特に由比ヶ浜・材木座エリアは、海岸沿いの開放感があり、夏の夜風を感じながら花火を楽しめます。観光地としての鎌倉らしさと、海辺のリゾート感が同時に味わえるため、カップル、家族旅行、友人同士の旅行にもおすすめです。
名物は「水中花火」
鎌倉花火大会を語るうえで欠かせないのが、名物の「水中花火」です。
水中花火とは、海上の船から海へ花火玉を投げ入れ、海面付近で半円状に花火が開く演出です。通常の打ち上げ花火が夜空に大きく広がるのに対し、水中花火は海の上で扇のように開きます。空と海の両方に光が広がるため、鎌倉の海岸ならではの美しい景色を楽しめます。
鎌倉市観光協会によると、現在の水中花火の形になったのは1968年頃とされ、波や潮流を計算しながら行われる、花火師の技術が光る演出です。
派手さだけではなく、海に静かに広がる美しさ、鎌倉の夜の空気感、そして観客の歓声が重なる瞬間こそ、鎌倉花火大会ならではの魅力といえるでしょう。
おすすめの観覧エリア
会場は由比ヶ浜海岸と材木座海岸です。どちらからも花火を楽しめますが、見え方や雰囲気が少し異なります。
由比ヶ浜海岸は、鎌倉駅や長谷駅方面からアクセスしやすく、観光の流れで立ち寄りやすいエリアです。周辺には飲食店やカフェも多く、花火の前後に食事を楽しみたい方にも向いています。
材木座海岸は、由比ヶ浜に比べるとやや落ち着いた雰囲気があります。海岸沿いにゆったりとした空気が流れ、鎌倉らしいローカル感を感じながら花火を楽しみたい方におすすめです。
ただし、当日はどちらの海岸も大変混雑します。良い場所で見たい場合は、早めの到着をおすすめします。特に夕方以降は海岸周辺だけでなく、鎌倉駅、若宮大路、長谷、材木座周辺も混雑しやすくなります。
※当時の風向きも意識した方が良いです。風下は、煙がきて花火が隠れてしまう可能性があります。
アクセスは公共交通機関がおすすめ
鎌倉花火大会当日は、車での来場はおすすめできません。過去の開催時には、鎌倉駅周辺や若宮大路を中心に交通規制が実施され、由比ヶ浜・材木座・長谷エリアは特に混雑すると案内されています。規制道路沿いの駐車場から出庫できなくなる場合もあるため、公共交通機関の利用が安心です。
最寄り駅は、JR・江ノ電「鎌倉駅」、江ノ電「和田塚駅」「由比ヶ浜駅」「長谷駅」などです。由比ヶ浜方面へ向かう場合は、江ノ電の由比ヶ浜駅や長谷駅から徒歩で向かうルートも便利です。
ただし、花火終了後は駅に向かう人で非常に混雑します。すぐに帰ろうとすると駅周辺で長時間待つ可能性もあるため、少し時間をずらして移動する、近くで夕食を取ってから帰る、宿泊して翌朝ゆっくり鎌倉を楽しむ、といった過ごし方もおすすめです。
有料席は今後の公式発表を確認
2026年大会の有料席情報については、今後、鎌倉市観光協会の公式サイトなどで随時案内される予定です。公式ページでも、詳細については随時ホームページ等で知らせると案内されています。
参考までに、2025年大会では由比ヶ浜海岸側に有料観覧席が設けられ、イス席・指定席として販売されていました。また、材木座海岸側ではクラウドファンディング席として砂浜シート席なども用意されていました。
2026年も同様の形式になるとは限りませんが、場所取りをせずにゆっくり楽しみたい方、小さなお子様連れの方、遠方から訪れる方は、有料席の販売情報を早めに確認しておくと安心です。
花火大会の日は宿泊がおすすめ
鎌倉花火大会をゆっくり楽しむなら、日帰りよりも宿泊がおすすめです。花火大会当日は、夕方から夜にかけて鎌倉駅周辺や海岸エリアが混雑します。花火終了後にすぐ電車で帰ろうとすると、駅までの道のりやホームが混み合い、移動だけで疲れてしまうこともあります。
鎌倉に宿泊すれば、花火の余韻を楽しみながら、ゆっくり宿へ戻ることができます。翌朝は人の少ない時間帯に海辺を散歩したり、長谷寺や鎌倉大仏を訪れたり、朝食を楽しんだりと、花火大会だけではない鎌倉の魅力も味わえます。
特に長谷・由比ヶ浜・坂ノ下エリアに宿泊すれば、海岸まで徒歩圏内で移動できるため、花火大会の日の滞在に向いています。車を使わずに観光できるのも、鎌倉滞在の大きなメリットです。
当日の注意点
鎌倉花火大会は海上で行われるため、天候だけでなく高波や強風などの海の状況によって中止となる場合があります。2025年大会も、海上の高波と強風の影響で打ち上げ台船の安全な航行が難しいと判断され、中止となりました。
そのため、当日は必ず公式サイトで開催可否を確認しましょう。また、海辺は夜になると風が強く感じられることもあります。レジャーシート、羽織るもの、飲み物、歩きやすい靴を用意しておくと安心です。
ゴミは必ず持ち帰り、周辺住宅地での大声や路上駐車は避けましょう。鎌倉は観光地であると同時に、多くの人が暮らすまちでもあります。地域への配慮を忘れずに楽しむことが、また訪れたくなる鎌倉旅につながります。
まとめ
2026年の鎌倉花火大会は、2026年7月10日(金)19時20分から20時10分まで、由比ヶ浜海岸・材木座海岸を会場に開催予定です。歴史ある鎌倉の夏の風物詩であり、名物の水中花火をはじめ、海と夜空を舞台にした美しい花火を楽しめます。
昼は鎌倉観光、夜は海辺で花火、翌朝は静かな鎌倉散策。そんな一泊二日の旅にすれば、花火大会をよりゆったりと楽しめます。
2026年の夏は、鎌倉の海辺で特別な夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
